地球の鼓動が聴こえる。
伊豆大島冬旅録 2010 その6
2010年12月23日(木)~26日(月)晴れ 伊豆大島のその他の魅力を御紹介しておきたい。23日には、島の南部、差木地(さしきじ)という町の港からトウシキと呼ばれる突端の鼻へ、それから、一般的観光としても有名な波浮(はぶ)の港を訪ねる。ここは昔、火山の火口が陥没して出来た港だ。そう思って見るとカルデラの形をしている。
小さくて可愛い入り江。地元の人がのんびり釣りをしていた。この入り江の奥には、川端康成の『伊豆の踊り子』の踊り子が芸をしたとされる「みなとや旅館」が、資料館として往時の面影のまま残されている。中は自由に入れるようになっていて見学。何回も作られた映画『伊豆の踊り子』の歴代コンビの名場面のラッシュがTVで上映されていた。
高台の道に上がって波浮港を高い位置から展望。それから旧甚の丸邸というのがある場所へ。みなとや旅館のすぐ上あたりになる。波浮の港はかつて遠洋漁業の基地で大変な賑わいを見せていたらしい。その面影が残るりっぱなお屋敷だ。そのあたりは、大島の「山の手」的雰囲気を漂わせている。静かで風情ある地域だった。
一般的観光にはそうまで興味はないのだが、来た以上は一応そういう所も押えておく。大島、夕方5時になると昭和の名曲『波浮の港』が、鐘の音だったかで、町中にしばし流れる。
龍王崎という岬の灯台を見に行く。冬の澄んだ青空に白亜の灯台はとても綺麗。モニュメントとしてもカッコいい。
島の南西部、差木地から、野増(のまし)に向かう道沿いに圧倒的な大きさで見えて来るのが、千波地層切断面という自然の地層の断面だ。高さ30m、幅800mに渡り見る事が出来る。
過去の大噴火によって、スコリアと呼ばれる火山性の堆積物での縞模様的地層が興味深い。伊豆大島は、こういう気象学、地学的側面から見ると、とても興味深い。そしてそれに伴って独特の生態系を呈してるのが相当な魅力。自分はそういう見方がとても好きなので、戻って来ても色々調べたりしてる。その結果、色んなことが後で判った。
シャーマンRは、社寺仏閣を巡るのがお好きで、しぜんと出逢ったそれらには参拝することになる。自分もそういうのは嫌いでない。そういう流れで、波浮港側にある、波浮比咩命神社、泉津地区にある、波治加麻神社、差木地にある、春日神社等を参拝した。これらの神社がどういう色合いのものなのか、この時点では全く知らなかった。全てはその後のことである。
(その6、終わり、次回は帰路へ!しかし帰れるのか自分?)
★下のリンクをクリックし音楽を始め、元の画面に戻り、スライドショーをお楽しみ下さい。尚、画像の幾つかはR氏撮影。感謝 !
アバ ナーガ マポ
私の 名前は マポ
アニ ノノート アヤト
私に、 祖母と、 父と、
イネト イエト オト シブイブム
母と、 兄と、 弟がいます。
(縄文語)
本日もご訪問ありがとうございます。それでも良い事がありますように!