ストレンジ・Nの肝入り日記♯23
101209(木)晴れ 寒い日。少し早いが、どの道やらなくてはならない稲荷神社の門松の準備をやる。12月後半個人的に用事があるので、前倒してあらゆることを先にやっている。この神社の門松(といっても通常の門松とは違うのだが)を作るのも肝入りの役目。ここ含めあと3つの地域の聖域のも作らなくてはならない。ので早めに始める。
上図は、自宅近くに所有してる山林の椎の木である。門松は樫か椎の木で作ることが決まってる。樫は硬く重く加工しにくいので、入手しやすい椎の木でやる。
まず、この時点で、都市に住んでいる方々はついていけないことだろうと思う。「山林を所有してる」…人によってはもうそれだけで、憧憬の念、ため息をつく人も、もしかしたらおられるかもしれない。
しかし、土地と言っても常に開発の視線熱い都市近郊平地の農家とは全く違うのである。当地の山林の評価額がどれだけ安いかもご存知でもなく、管理の大変さもたぶんご存知ではないはずだと思う。地元の方は先祖が持っていたというだけで、ずっと管理しなくてはいけないことに、もう倦れている…といった土地も少なくないのだ。土地を持って死ぬわけでもない。
少し話しがそれた。
それから、雑木林(昨今はこれがもの凄く少なくなって貴重である)の中で、どれが樫でどれが椎の木なのか見極められなくてはいけない。そういう事は、当たり前に知ってるという前提の元に肝入りの作業がある。基本、今の時代にはすごく高度な
事柄を、簡単に要求されている、と言えるかも知れない。
門松に程良い大きさのヤツを切り出し、約70cm位にひとまず2本切断する。
その他の聖域の門松の長さがこの時点では未確認なので、今日はここまでの作業にする。
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