自然はそれを許している

着生する美花、石斛(せっこく)

100504(火)晴れ これは、家の裏の古い梅の木に着生して、美しい花を今、咲かせている、石斛(せっこく)という名前の植物である。ランの種類のよう。“セッコク”と言う不思議な語感から、なんとなく「石の花」というようなイメージを持っている。(そういう幻想的な映画がある)

 

貴方がそう思われるように、私も、ちゃっかり寄生している植物かと思っていた、しかしそうではない。着生植物というらしく、梅の木から養分を摂ってる訳ではないらしい。(ネット調べ)ラン科の花には多いそうだ。土がなくてもOKな身の上なのだ。

 

自然は時々何だか訳の判らない存在を私たちに見せてくれる。その度に私たちは暫し唖然とするのだが、やがて受け入れて行く。自然がすごいのはその訳のわからない存在を、特にどうということもなくまるごと許していること、その寛大さだ。これが最近よく見聞きする所謂、「生物多様性」というものか?

 

私たちヒトも自然の一部、すべからくそうあれば、世界はもっと住みやすくなるハズ、なのだが…。初夏の美しい石斛を見てそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント: 4
  • #4

    planetary-n (木曜日, 06 5月 2010 22:52)

    tsuyoshiさん コメント、ありがとうございます。ご返事遅くなりました。『誰かが今の人類の進化はどんどん速くなってるって言ってた』これは「タイムウェーブゼロ理論」(テレンス・マッケンナ)と言われてるものですね。真偽はともかく、精神世界系では、わりと知られてる理論ですね。今は昔の24時間より短いと言う方もいますね。そして異なる意識状態の人々が混在しているのが、今の現状ですね〜。

  • #3

    tsuyoshi (水曜日, 05 5月 2010 18:26)

    物質文明は止まることが無いだろうね。そのうちとんでもないものを造ってしまって、そのせいで宇宙自体消滅したりして・・・(@_@;) それにしても人類はここ千年くらいで、いや二百年くらいでなんでこんなに急激に進歩したんだろうね。脳のスイッチが何かのきっかけで入ってしまったのかな?誰かが今の人類の進化はどんどん速くなってるって言ってた。問題はそれを制御できる人間とできない人間が共存してる事だよね。制御できる人間が一人でも増えることを願います。(>_<)
    個人的には、人類は気付くと思っています。

  • #2

    planetary-n (水曜日, 05 5月 2010 17:23)

    tsuyoshさん、コメント、ありがとうございます。

    「人間も自然に傾けて共生して行けばもっとみんなが幸せになれる気がします」なのですが、果たして二人間が営む物質文明と自然が共生出来るのがどうかは甚だ疑問に思っています〜。それらをつき動かせているエネルギーと方向性は実は真逆で作用と反作用の関係にあるのかもしれません。エントロピー増大系とその逆シントロピー系(ネゲントロピー)行く所まで行って極まったところで、相転移する…。そういうイメージを個人的には実は持っています。

  • #1

    tsuyoshi (水曜日, 05 5月 2010 11:47)

    綺麗な色の花ですね。セッコクというんですね。春から夏にかけてはめったなことでは帰省することが無いので、季節の花の掲載はとてもありがたく思います。子供の頃にはnさんの家や我が家でも目にしてたかもしれないけど、すっかり忘れてしまっています。覚えているのは、だれかの家のグミの実とnさんの近くのビワくらいかな(*^^)v食べられるものばかり・・・
    また花の写真お願いします。
    nさんのいう通り人間も自然に耳を傾けて共生していけば、もっとみんなが幸せになれるような気がします。