伝統行事『八天講』の準備 - その3

ストレンジ・Nの肝入り日記♯05

注連縄昨年暮れ『締め打ち』に作っておく。
注連縄昨年暮れ『締め打ち』に作っておく。

100123(土)  今日は、伝統行事(伝統神事がより正確か?)『八天講』の前日ということで、最終セッティングを午前中にやる。今日は、いや、今日もどんよりとした曇天の一日。九州北部地方、冬の典型的天候だ。久しく太陽を見ない。

 

先日、佐々川河畔より取って来た

新しく張り替える。右側が根元の方にセット。
新しく張り替える。右側が根元の方にセット。

竹、それから、昨年暮れの地域行事『締め打ち』で作っていた「八天様」用の注連縄(集会所に置いてある)、それから、箒等持って「八天様」へ。聖域の注連縄替え、それから聖域全体の掃除に行く。

 

肝入りは二人いるのだが、もう一人のYさんは、御体が少し御不自由で

箒で参道を掃く。
箒で参道を掃く。

いらっしゃるので、変わりのその御親戚に当たる、Mお爺さんがお手伝いに来て頂く。このお爺さんと共に竹をセットし注連縄を新しく張る。

 

Mお爺さんは小柄で朴訥な人柄、神様のように優しい方で、自らお手伝いをかって出て頂く。感謝の限りである。あとの掃除も働き者のMさん

自宅裏の榊の木
自宅裏の榊の木

はやろうとされるので、そこは丁重に御願いしてお帰り頂き、後は私がやった。その後、いったん自宅に戻り自宅裏の榊の木から榊を切って来て、今度は母と共に来て榊をセットしてくる。

 

これで大体のセットは終了。あとは、御供物である、塩(3合程度)

枝ごと切って小分けする。
枝ごと切って小分けする。

酒、各戸分、御供飯(オゴク:焚いたご飯のこと)を重箱に用意し、ロウソク、マッチ、それから、祝詞をあげるお坊さんが座る場所に蓙と座布団を用意しておく。明日朝9時から始まる。肝入りである私は早く行き小さな焚き火を作り、村の方々を迎える段取りである。

うまく無事終わる事を祈って今日のブログを終わりマス。

コメント: 2
  • #2

    planetary-n (日曜日, 24 1月 2010 21:22)


     tsuyoshiさん、コメントありがとうございます。お陰様で無事に終了しております。御神事自体はそう長い時間がかかる行事ではありません。たいてい午前中で終わります。尤も昔はそこで昼間っから酒盛りがあってたようですが、今時、昼間からお酒吞むと、車も運転出来ず、車が必需品の田舎では何も出来なくなります。なので、現在は小さなお酒を各自持って帰ってもらうことになっています。

    

tsuyoshiさんも神社の役回りとかやられたのですね~御嶽あたりの渓谷(多摩川の上流ですかね)にかなり昔、当時の友人たちとスケッチに行った記憶があります。あのあたりまで行くと東京とは思えない山深さですよね。渓谷が深い谷底にあるような所でした。

  • #1

    tsuyoshi (日曜日, 24 1月 2010 19:19)

    「八天講」の世話役、無事に終わりましたか?まだ時間が早いから最中かな?俺も15年くらい青梅市の沢井(近くに御嶽山という神主がたくさん住む山がある。)に住んでたから、神社の役は2回ほど回ってきて、それはそれは格式があって、何から何まで昔通りのやり方に従って執り行いました。まだ若かったから年寄りの人たちにも可愛がっていただき、なんとか無事に終えることができました。
    今は、都合で街中に出てるので10年位休んでます。
    とにかくお疲れ様でした。今日はゆっくり休んでください。