餅をつく

惑星ハシグチのお正月準備2

12月9日(日)。本日は餅をつく。お正月まで未だ間があるのに何故、このタイミングで餅をつくのか?。

 

理由はある。一つは、今週金曜日12月11日に、地域伝統行事『御神まつり』が先日注連縄を奉納した稲荷神社で催されることになっている。そこで神社に奉納する鏡餅のため。もうひとつは、

その時、「餅まき」があり、各家から重箱一杯のお餅(小餅)を持ち寄ることに昔からなっているからである。

 

2升の餅米、前日の晩から水につけていたものを、蒸す。

餅つき機は現在このようなものを使っている。中にスクリューのようなものがあり、回転する仕組みだ。この中に蒸し器で約30分程蒸した餅米を入れ、フタをし回転させる。

これは、「モロブタ」と呼ばれる木製のトレイ。ここに出来た餅を置く専用の容れ物。ここにで出来た餅がくっつかないよう、予め片栗粉を撒いておく。

餅がつけてくるとまるく大きな、ダンゴ状になる。

これが回転しているうちに、手で掬い上げ、「モロブタ」に移す。

この作業はかなり難しい。理由は、もちの熱さ。もう一つは、柔らかく流動的な塊を回転しているものから移動させるから、持ちきれず床に落とす危険も多い。

 

熱い餅に片栗粉をまぶし、持ちやすくしてから、徐に餅を適当な大きさにちぎっていく

 

この時、ちぎる親指と人指し指の間が熱で皮がむけることもある程熱いそう。

 

 

 

固まらないよう、熱いうちに揉んで形を整える。いわゆる餅肌、気持ち良い。

このように、並べて収める。室内で自然乾燥、保存する。

 

これだけの事を、毎年この時期にやらなくてはならない。

どの家もである。家族が多いところは、協力して出来るが、単身の家になったら出来るだろうか?とか思う。単身の人が未だいないので(この祭り関係者=土地を少しでも所有している人の中で)今の

所、これまでのままだが。これからはわからない。とにかく、田舎の地域行事は大家族を前提としている、というのばかりだ。今となってはそういう家族の方が少ないのにと思う。

 

スーパーもコンビニも無い時代、お正月の保存食がそもそものルーツだと思う。お餅は好きだが、コンビニがあり、2日からスーパー営業しているこの時代に、そんなに沢山お餅いらないのでは?…。あればあったで美味しいが、なけりゃないで暮らせるとも思うのだが、皆さんは如何に?、田舎の豊かさとも言えるが、世代が変われば、これも激減していく光景であると思う。

 

 

 

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    コルビキュラS (日曜日, 13 12月 2009 17:24)

    美味しそうな餅ですね。もち米は自分で作ったのですか。出来立てが一番、食べたいよ。九州は丸餅だものね。

  • #2

    planetary-n (日曜日, 13 12月 2009 17:37)

    コルビキュラSさん、お久しぶりデス!、ありがとうございます!もち米はお隣から買いました。「餅つき」は、もう一回今年中にやる予定です。あとでメールしますね。

  • #3

    ラフィキ (日曜日, 13 12月 2009 19:45)

    もう正月を待つばかりですね・・。そんな事無いか。何か何時も忙しそうですね。そのほかにボランテア・・良く身体が持ちましたね。
    本当にご苦労様です。昔から農家は毎日日曜日もなく頑張ってきたのですよね。
    江戸時代・・この農業の大変さに比較して、もっと苦しい民俗を作ったという。これが明治にも生きていた新平民・・やはり苦しい職業は農業ですかね。どう思いますか。来年は明るい未来に向かって、どう改良していくのでしょうか。楽しみです。

  • #4

    planetary-n (月曜日, 14 12月 2009 12:35)

    ラフィキさん、いつも、ありがとうございます。
    

そうです。何かいつも忙しい…。そうかもですね。その家の雰囲気かもしれません。そうでない雰囲気の田舎の家もあります。そういう友人の家が小さい頃うらやましかったデス。都会に住んでいる友人など「田舎に何を求めている?」と問うと、「ぼ~としたい、のんびりしたい」という応えが帰ってくるのですが、どうしてどうして。

    私の家は昔から、佇むとか、微睡むとか、のんびり、のんきとか云う言葉がありません。家の実権を握っている人の性格が全家体に反映されるのでは?きっと上昇志向の強い家だったのでしょう。心理学的にはA型気質ですね。他者を押しのけてね。 血液型ではありませんよ。ご存知だと思いますが、(詳細はネット検索どうぞ)そうやってまで何になりたいのでしょうね。たとえ何かになったとして、それが何だというのでしょう? 私はそうやってまで頑張る気はもうない。小さいころからタコのように聞かされ続けてた『頑張れ』という言葉にすっかり食傷している訳です。貴方がそうしたいならやればいい。私はもうごめんワケデス。

    また、今は2人なので、家の面積に対し住んでいる人が少な過ぎるせい、いや逆か、住んでいる人数に対し広過ぎるせいもある。掃除や廻りの手入れの面積が多過ぎる。2LDKで十分なのに…土地まで持って死ねるわけではないのに…。庭仕事が好きな人、遊びに来て下さい
    大歓迎です!

私の代になったら、のんびりになると思います。私は本来怠け者なので。まぁ、あたりは多少荒れてくるかと思いますが。

    農家も大変ですが、それより大変な仕事は山のようにあると思います。肉体の負荷だけですときついけど、精神は比較的負荷がない。肉体負荷だけでも、農家よりきついのは経験済ですご希望であれば書きますがココでは省きます。精神的きついのもそれこそ山のようにあると思います。秒単位とはいいませんが、〆切時間に追われる仕事、連日徹夜とかで体調壊し短期入院した事も。しかしお金にならない仕事の多さでは農家がNO.1かもですね。