惑星ハシグチのお正月準備
た境内の掃除と火を起こしていた。今朝は寒い朝。火があるのは有り難い。私も挨拶をしてすぐ、箒をもって境内掃除やる。
注連縄に使う藁は、これも廻り番で全17戸のうち2件の家が持ってくることになっている。去年の一件は私の家だった。
皆で藁束をばらし、石の上で藁を回しながら、「カケヤ」と呼ばれる、木製の杵みたいなので叩き、藁を鞣(なめ)していく。
鞣した藁は、神社内に運ばれる。
この「締め打ち」で作られる注連縄は、「ふたひら半」(ひとひら=5.5尺、一尺≒30.3cm)=約
4m20cm位の大きいのが、この稲荷神社とその他の聖域分3本、そして細く短いのが2本だ。うち、大きな注連縄には、昨日のブログで紹介した、“人形”を入れ込む必要がありそれぞれを手分けして作り始める。
やがて、大きな注連縄が綯い始められる。左回りの綯い方をやる。
今年も見ていたが、何処から見て左廻りなのか?私は未だ良く理解していない。
去年初めてやった時は、この画像、手前二人のうちの一人をやった。もの凄く力のいる作業で、私は手が切れ血が出て廻りから顰蹙をかった。
こういう作業は都市では
まず経験しない。手にテープを巻き、備えていたが、今年はその役ではなかった。
出来上がった注連縄は余計な藁をハサミで切り見栄えを良くする。
長老は独りで細めの注連縄を作り上げる。この方は特に素晴らしいのを作られる。名人の域。
大体出来て来た注連縄に、これを何と呼ぶのか、長老に聞き忘れたのだが、ネットで調べると、「〆の子」という、注連縄から下に下がる飾りの部分を作り完成する。これも、注連縄の表裏(がある)を間違えないようにつける。
出来た注連縄のうちの一本を、この稲荷神社の鳥居に取り付ける。
取り付けもどちら側が右に(左に)来るのか?ここでは、向かって右が元の方、左が最後の方。(これを専門語では「右本左末」と言うそう)
注連縄の真ん中も細い縄で固定して完成!
その後、神社内で軽く御神酒を頂き解散。
今年も惑星ハシグチの聖域守る結界としての注連縄が、無事出来何より。
私は「褒められもせず、苦にもされない」位置で、やれた自分を褒めたい。
★
注連縄というのは、興味深いところが沢山あり、その自分なりの推論的考察は、去年のこの「締め打ち」のことを書いた「紙の通信 惑星ハシグチ」♯06号、特集「注連縄」の箇所に書いています。良かったら合わせて見て頂けたら嬉しいです。アーカイヴにPDF資料であります。去年は未だネット環境ではなく、画像などなかったのですが、今年のを見て読んで頂くとより伝わるかと思います。
去年のその、紙の通信での「注連縄」特集で、画像が無く紹介に説得性がなかった神という字の右側、「申」と「ヘルメスの杖」、ヨガの「クンダリーニ」そして「DNA」の相似は以下のことです。ここに記しておきマス。
コメントをお書きください
ラフィキ (日曜日, 13 12月 2009 19:32)
ごめんなさい。素晴らしい注連縄ですね。あんなにも太いものを作るんだ。これは是非末代までも残したいものですね。
もう素晴らしい・・だけで次の言葉が出ませんよ。素晴らしい風習ですね。感心しました。
planetary-n (日曜日, 13 12月 2009 20:10)
ラフィキさん、コメント、ありがとうございます。注連縄作りに感心して頂き、まことにありがとうございます。このようなことは、町内の別の地域の別の神社でも同じように行われています。隣町でも行われていて、ある地区は、人手が少なくなったのか、広く外部から参加をを求めています。体験ツアーのような企画ですね。よく考えたなと思います。私のところは、まだ地域内でやれるという自負があるのでしょう。地域外には開かれていません。