『締め打ち』の予習ワークショップ。
12月5日(土)。明日は地域の伝統行事、『締め打ち』の日である。『締め打ち』とは地域がお正月を迎える準備として、地域の聖域である稲荷神社を始め他3カ所ある聖域の注連縄を村人皆で作る作業の事である。その注連縄を作る際、その大きさを大きくして行く為に、注連縄の中に綯(な)われて行くのが、「人形」と呼ばれる藁束。明日の『締め打ち』では、これを皆でまず沢山作る。去年初めて参加してやった。そう難しい作業ではないが、うろ覚えなので、母に教えを乞いミニ講義して頂く。
人形の作り方
(1)、よく鋤いた(藁についている使えない余計な部分を取除くこと)藁を10数本(任意で可)取り、根の部分を斜めに揃える。
(2)、その内の一本に藁を取り、
(3)、逆さに持って、根の部分をこのように親指で、斜めの根の少数cm下に固定し、
(4)、もう一方の手で(画像ではその部分が写ってないが)、斜めの藁の先端から、親指に向かって、ぐるぐると、斜めの部分を巻いて束ねて行く。
(5)、親指のあたりまで来たら、藁の束を2つに分けその間に残り少ない藁を挟み込み固定する。これで出来上がり。 これで明日の準備は一応OK!
先を斜めにするのは、そうすると、先が少し尖がり、注連縄の藁の中に挟みこみやすいからだ。
これが完成した人形。束が小さいのや、これより大きいのも作る。今年の藁はまだ新鮮で綺麗な青色をしている。これは良い藁の証拠。
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ラフィキ (日曜日, 13 12月 2009 19:14)
しめ縄ですよね。私は作ったことがないです。しかし作りから、しきたりがあるのでしょうね。
とにかく参加して頑張ってみてください。これも大事な伝統・・守り続けてほしいですね。
私は末っ子なので生地を離れましたが、跡取りだったらこう改革したいなんて思っていた時代もありましたよ。
それが根っこにあるから、生家とは断絶しましたが・・。あ、くだらないこと書きましたね。
planetary-n (日曜日, 13 12月 2009 19:44)
ラフィキさん、コメント、いつもありがとうございます。
注連縄は、少し大きなヤツを作ろうとすると、大変力が要ります。
4m位やると、もう手の感覚が麻痺して力が入らなくなります。すると、縄目がしまらない注連縄になります。手の皮が分厚くないと剥けます。
注連縄もですが、縄そのものを綯うのも難しいです。これは、ネイティブハシグチでも出来ない人出来ません。私は未だヘタですが、母から教えてもらってどうにかやっと出来るようにはなりました。お正月の締め飾りをこれで作って見ようと思ってます。