中秋の名月
10月3日(土)。二つの月が空にある、村上春樹『1Q84』(新潮社’09)
は、夏前から読み始めたのに、まだ、下巻の中頃をうろついている。「天吾」が、「青豆」が、「空気やなぎ」が、「さきがけ」が 、どうなろうが、いささかどうでも良くなって来た(笑)。しかし、春樹っぁんは、二つの月をどう収束していくのだろうか?…
『K氏の昇天』の梶井基次郎、『一千一秒物語』の稲垣足穂、『月夜のでんしんばしら』の宮澤賢治等、月に憑かれた人たちは、枚挙にいとまがない。常にオモテしか見せない、空洞説も囁かれるなど、知れば知るほどミステリアスな存在。今月今夜のこの月を、アナタは何処で誰と眺めたことでショウ。
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notch+i (月曜日, 05 10月 2009 09:20)
私の十五夜は、家族が出払った家に独り残され「こんなよい月を一人で見て寝る」( 放哉)でした。
そして、十六夜の月にお土産の月見団子を食しました。(笑)
「1Q84」最大の疑問は、なぜ「上」「下」ではなく、「1」「2」なんだろう?でした。(笑)
planetary-n (月曜日, 05 10月 2009 21:50)
notch+iさま、ありがとうございます。
尾崎放哉、ですか…、渋いですね。一人暮らしの時は「せきをしてもひとり」を実感してました(笑)。漂泊…というのは、どうなんでしょうね…。
さて、 小説『1Q84』が1、2、なのは、1=(4月〜6月)2=(7月〜9月)と副題がついてます。ので、たぶん今後、3巻と4巻が出て完結するようになっているのだと思います。一年間の話なのですね。読んでいて2巻では終わりそうにない広がりはありますので 。
ラフィキ (火曜日, 06 10月 2009 14:36)
凄く綺麗な月ですね。こんな綺麗な月を見ていると、話ができなくなりますね。だから酒呑んで・・何てことが生まれて来たのでしょうね。
planetary-n (火曜日, 06 10月 2009 22:02)
ラフィキさま、ありがとうございます。
この日の当地は、ほぼ快晴の夜空にプラチナのように輝いてました。
観月なんて、本当に昔の人は風流ですね。残したい行事ですね。