みぞさらいをやる。
今日は5月3日。GWの最中。皆さん如何お過ごしでしょうか? こちらでは法事があったりで、勢い、ブログが停滞気味です。申し訳ありません。この内容は少し前の話題なのですが、忘備録的にUPさせて頂きます。
100427 晴れ この日は、田圃の整備、先日イノシシが荒らした畦を復元した所の溝さらいやる。溝の土はスコップでひたすら上げる。この土も私がやらない限り、ひとまず、この惑星地球上で誰もやらないだろう。
溝の泥を上げる。当たり前だが、自分がスコップでひとつでも掘リ上げない限り前へは進まない。私はこの作業をやりながら、最近知り合った遠い友人の事を思う。或はシベリヤ強制労働の事を思ったりする。寒さの中、自分の下着をその人に差し上げたロシア兵と何十年振りに再会する旧日本兵の話…。
私はメール機能のない携帯(老人用)を使用。なので、その遠方の友人には今風のメールではなく思いだけが浮かぶ。「その後お元気デスカ…?こちらはまた、今年もお米作りの準備をしてイマス…」私の思いは春風に吹かれ何処へ行くのだろうか…。
そら ね ごらん
むかふに霧にぬれてゐる
蕈(きのこ)のかたちのちひさな林があるだらう
あすこのとこへ
わたしのかんがへが
ずゐぶんはやく流れて行つて
みんな
溶け込んでゐるのだよ
こゝいらはふきの花でいつぱいだ
「林と思想」- 宮澤賢治