田圃の虫を取る-その3。
9月11日(金)。田圃を見回りに行くと根っこの方に虫が発生している。
発生しているのは田圃の一部分。前回薬を散布した時、あまり行き届かなかった所がどうやらあったようでそのあたりに発生している。一部分だがほっとくと全体に拡がるとのこと、(母談)なのでそれこそムシ出来ない。
さて、再びどうする? 考えてるヒマも、母と意見を言い合ってるヒマもない。薬を散布するしかしょうがない。今の私の知識では。
今後、必要だろうということで、噴霧器を先日購入済。人様のをそうそうレンタルする訳にも行かない。薬を農業資材専門のお店に注文。午後に届く。
やって来た農業資材のお店の主人に、率直な質問を立て続けにする。
その私より若い2代目っぽい主人は、私の遠慮のない質問にも、ちゃんと対応/曰く、
Q、そもそもどうして田圃に虫が発生するの?
A、全てはお隣中国から飛来している、今年は今何度目(4回目だった か)かのステージ。中国でも薬散布してる、それを逃げた、或は効 かない虫が、飛来してる。
Q、ホントは農薬使いたくないんだけ ど…(わざわざ来てくれたお店の 方に向かってこれはないと思うが、)
A 、虫だけはしょうがないところが…。今は世間の流れとして、無農薬 なので、薬も昔に比べると随分、人体への影響を配慮している。結 果、虫にも効力が弱かったりもする。拡散しないよう粒子が重くな っている。虫が幼虫時に散布するのが最大効果。農薬の効かない、 バージョンUPした虫が出現している。飛来状況はネットで発表され ているとのこと。
等を話してくれた。中々勉強になった。感謝。
そういう訳で、初めて噴霧器を背中に背負って、初めて自分で薬を撒く。
噴霧器は改良されていてそう重くはないのだが、一人で装置するのは台のようなものに予め載せておいて背負うのがやりやすい。しかし今の田圃はそういう場所がない。母に手伝ってもらい、画像も依頼する。
その後、散布している画像も依頼すれば良かったのだが、こちらも初めての事で、噴霧器の散布量や、馬力の調整など要領が判らず混乱。そこまで気が回らず画像はナシ。まだ水がある田圃の稲は腰上まで背丈があり、思いの外、足を取られて進みにくい。目も覆った方が良いと、先の主人のススメもあり眼鏡の上から覆うがこれが中々わずらわしい。口も勿論専門のマスクで覆うのだが、息が苦しく圧迫感あり。機器の音もかなりある。残暑の中で暑い。というわけで結構きつい作業だと判明。やれやれ勉強になった。
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