あずを採る(4日前)
6月10日(水)。本日は朝から雨、午後まで降る。田圃の水の調整は早朝母が、夕方私がやりに行く。雨で水が田圃に溜まり過ぎるのを防ぐ為に水門を板で塞いで、流入する水量を抑えるのだ。溜めたばかりで、溜める前に撒いた肥料が水で流れ手しまうのを防ぐため。
水を溜めると、「あず」と呼ばれるものが、田圃の隅に固まっている。これは、草のきりくずのことらしい。この田圃はこの春までは牧草地で「えんばく」と呼ばれる牧草を作っていてそのなごりだ。これが水が溜まったことによって隅に集まって来ている。これを採る作業を夕方やる。
何故、この「あず」を取るのか?これは、苗を植えた際に、この草の切りかす「あず」が苗をおしやって、倒してしまうらしい。機械植えの苗は丈が短く、そういう配慮が必要らしい。昔の手植えだと苗がもっと大きくそういう心配はなかったようだ。
田圃は明日、後一回、「うえ代かき」というのをやって、田植えに臨む。
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ラフィキ (水曜日, 22 7月 2009 22:33)
あずですか。これも初めて聞く言葉です。
どんどん綺麗な田んぼになって行きますね。本当に愛着を感じる・・実感ですよね。
ここまで読み続けてきて、日本の農業は一番大変だったろうけれど、だからこそ、この土に執着していく心の動きが分かるような気がします。
planetary-n (金曜日, 14 8月 2009 00:14)
ラフィキさま。コメントありがとうございます。
世界の中でここの土地の管理をまかさているのは私しかいない。地球からここの管理をまかされていると考えると、悪い気はしない。寧ろ誇りのようなもの生まれる。
しかし、まかすなら、生活も出来るようにしてよ地球様!と言いたい。別に贅沢を要求しない。生活して行けるだけの経済あっての惑星の守り人ではないのか?