惑星の訪問者inG.W. パートⅠ、パート2
4月30日〜5月2日 東京から4人の素敵な女性の方々が、はるばる惑星ハシグチを訪ねて来られた。昨年他界した長姉の親しい友人の方たちだ。
姉亡き後も、ご縁を頂き、紙の通信、『惑星ハシグチ』を、勝手に送りつけさせて頂いている。その度、丁寧なお手紙やお葉書で感想など頂戴し毎回、感謝感激。通信を作り続けるエネルギーとなっている。ずっと、姉の故郷でもある惑星ハシグチに興味を持っておられ、かねてから訪れたいとの御希望を皆さんお持ちだった。
この春の始めあたりから、具体的に時期や日程などの準備をはじめ、やっと、この度、初来訪の運びとなった。これらの方々には、長姉が入院し始めた頃はもちろんのこと、その後の全ての局面に於いて、並々ならぬお世話を賜り、私共としても最大限のおもてなしをと思っていた。
それが出来たかはともかく、滞在された、30日〜5月1日〜2日 の三日間。素晴らしい初夏の天気に恵まれたことが、まず何よりだった。
4人は前日に長崎入り。長崎市内の観光を終え、30日、佐賀県の有田陶器市を体験後、佐世保駅で落ち合う。佐世保の佐世保らしい、海、米軍基地沿いを車でナビゲートし、西海国立公園が一望出来る、一押しビュースポット『展海望』へ。映画『ラストサムライ』オーププニングにも使用された、九十九島(くじゅうくしま)のダイナミックな眺望を堪能して頂く。
その後、この春優勝し、話題となった、高校野球の『清峰高校』のそばを通過しながら、惑星ハシグチへ。夕方明るいうちに、今度は山々の新緑パノラマが広がる露天風呂が素晴らしい、黒川紀章デザインの公共温泉『山暖簾』(やまのれん)で旅の疲れをいやして頂く。
翌日は早朝、惑星ハシグチ散策。惑星ハシグチは中心部を一回り出来るように道があって、約30分位で一周出来き、散歩には丁度いい。神社の境内を散策したり季節の野草や道そばの畑の野菜等を確認したり。何より新緑の田舎の早朝、新鮮な大気を存分に味わって頂く。
朝食後は、歴史の島平戸へドライブ。また、日本本土最西端の岬(佐世保市小佐々町神崎鼻公園)へも足を延ばし、日本の西の果ての海の午後のきらめきを体感、旅の記念にして頂く。
夕方は明るいうちに惑星ハシグチに戻り、プライベートオープンガーデンでバーベキューの準備。皆さんにも手伝って頂く。夕方から夜は、風もなく絶好の野外パーティ日和。セレクトしてた音楽も流れつつ、もう、いやが上にも盛り上がって来る。
テーブルにロウソクの明かりと、炭火の明かりが輝き出す頃には、プロのピアニストでもあるYさんに、急遽、キーボードを戸外に引っ張り出してライブをやって頂く。私も下手ながらギターをひっぱりだして、セッション。皆さんで歌ったりで夜遅くまで過ごす。上弦の月と、春の星々が見える美しい夜で、年間を通じても、そうそうない、気持ちよい日だった。
翌朝は戸外で場所を変え、梅の古木の下で朝食&カフェ。ゆっくりと会話を楽しんで頂いたと思う。お昼前に福岡へ向かわれ惑星を後にされた。何よりもこの新緑の惑星ハシグチを存分に体感して頂けたことが私としては嬉しい。翌日から天気が下り坂だったことを考えると奇跡的な三日間だったと思う。亡き姉の配慮だったのかもしれない。見えないものに感謝!でした。
四人の方々に惑星ハシグチはどのような印象を与えたのか判らないけれど、何かひとつでも、良かった!というものが残ることを祈るばかりである。
Yさん、Eさん、Sさん、Bさん、どうもありがとうございました。また、いつか、おいで下さい。
最後になったけれど、この為に、同じく東京から駆けつけてくれた次姉。大変ご苦労さまでした。お陰で助かりました。感謝します。
フォト&スケッチコンテスト作品展示で吼える私。
5月3日。東京の皆さんが帰られた翌日、エコツーリズム関係から自由参加のお手伝い依頼のメールが来てたのを思い出す。これは、さる3月下旬、エコツーリズムふるさとの会(いささか長いがこれが正式名称)のイベント第一弾として、地元の曲川橋という石橋の周辺で行われた『菜の花と石の橋フォト&スケッチコンテスト』、(このHPを作り始める前の出来事)その入賞作品展示設営だ。
GWの最中、たいていの人は用事がある。私は何故か空いている。自由参加だから行かなくてもいい。のに、こういうアート関係はオレがいかなくてどうする?などと思い上がりも甚だしい私だから行った。きっとバカなのだと思う。
会場は、先日、農のカリスマが講演した、地元の公営の道の駅の様な所だ。何故そこで? ここしか相応しい場所がないからだ。(あとは役場のロビーか、銀行のロビーくらいだ。)約束の時間に、地元の唯一の文化人、末永氏現れる(4月23日のブログ『共同作業』参照)。痩身のラフな格好で雪駄だったかじょーりだったかを穿いてるところに、'70年代ヒッピーの面影を、ほんの少しだけ見た気がする。
「やぁ〜(GWの最中に)申し訳ないねー」と末永氏。
早速、ここの施設のお偉方と末永氏が展示の場所等で交渉し始めてる。
割と長い時間経過後、結果、その建物の一番奥、人目につきにくい場所が宛てがわれた。
『えぇ〜なんでこんな場所なんですかぁ〜、地元初のフォト&スケッチコンテストじゃないですかぁ〜、地元の公共施設が地元のイベント応援しなくてどうするっていうんですかあ〜』、
地位も名誉も肩書きも無縁だし、これ以上失うものがない私は、迷わず、誰にという訳でもなく吼える。末永氏はキット内心そう思ってるにちがいない。釈然としない表情が垣間見える。がそこは立場もあるのだろう。与えられたエリアで展示の作業を言葉少なげに始めるのみだ。
こちらサイドも、強く言えない理由もある。この町、歴史始まって以来のオリジナルイベントだったのだか、イマイチの宣伝不足で、参加者が少なかったのだ。しかしそれはしかたない。まだ認知度がないのだから。
しかし、だからこそ、目立つ所で展示し、町内外の皆さんに知る機会を与えるべきではないか!私がここの責任者だったら、絶対、目立つエントランスの真ん中で展示する。ここは地元のみなず、近郊の町などあらゆる人が来る場所。しかもGW!。遠くから帰省してる人も訪れる。地元をアピールするいい機会ではないか! なんでこういう発想が出来ないんだ?
「これだから役所関係は!、この町はダメなんだ!」私はぶつくさ言いながら。展示ディスプレイするのであった。
惑星の訪問者inG.W.パートⅡ 旧友、やって来る。
5月5日〜6日。旧友が息子さんを連れて福岡からやって来た。旧友は高校時代、東京時代、福岡時代、三つの時代に渡って、最も時と場所を共有した友。高校時代二人で学校をサボって小さな旅をして以来、どれだけの街と路地と風景を二人で観て来た判らない。私にとっては数少なき無条件の友だ。
今回来る事になったのは、私が覚えたてのメールで、たけのこ堀りを誘ったからだ。自分でいうのも何だが、誘い方がまた手が込んでる。
曰く
“竹林に遊ぶ自己と自然の関係性を回復させる1Day リトリートワークショップin惑星ハシグチ”=惑星ハシグチ版ビジョンクエストグリーンツーリズム! いかが?…っと言う感じだ。
永年の付き合いに乗じて、半分本気半分冗談で送ったのだ。しかし結果的には、殆どこの通りのイメージで1泊2日過ごせたのではと自賛している。
天気は雨上がりで最高の新緑眩しい日。竹林に実際入り、たけのこを自ら堀り、堀っただけでなく、皮を剥ぎ、釜にいれ、火を起こし、筍を茹でる。
夕方から戸外で過ごし、夕方が夜になっていく感じを体感し、月が出ていたので、小望遠鏡で月面を観察し、翌日は惑星ハシグチを散策。野いちごや、薬草などを確認。
それから、私の家の畑で草取り。これは都市生活でプラスイオン化した身体を大地にアースすることよってグランディングさせ、余分な電荷を大地に流す。リセットする。帰りは昨日茹でた筍と野菜のおみやげ。
PCの情報も交換出来て、まずまず、充実の1泊2日ではなかったかと思う。息子さんも、畑の草取りを予想外に熱心にやって頂き、感謝!でした。
私は何より、17歳からの付き合いの旧友と、50歳をお互い迎えられたことを祝え、あらゆる時代の話を自在に出来て、感謝で一杯だった。
Nよ、ありがとう。 次回は惑星ハシグチお米プロジェクト!〜田植えワークショップで、また逢おう!
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N (日曜日, 10 5月 2009)
大変お世話になりました。
お母上には、過分のおもてなしをいただき感謝感激。
(魚のすり身の天ぷらはどこの郷土料理にも負けない美味で、親子共々大好評だった)
息子は丁度、君と知り合って数年が経ったあたりの年頃であり、自分にとっては父子というよりはむしろ朴訥な同級生の一人という感じです(笑)
ここに紹介するには枚挙に暇がない数々の体験をさせてくれて本当にありがとう。
長年の都会生活で溜め込んだ負のエネルギーを、大地はたやすく中和し、更には活力を与えてくれました。
しかもそれが労働の対価として与えられるというのは実に素晴らしい。
時間が許せば田植えには是非参加させていただきたい!(息子はもうそのつもりになっているのでよろしく(笑)
ラフィキ (火曜日, 21 7月 2009 23:24)
何処にでも出ていく勇気があって良いですね。写真展も好評だったのではないですか。
父子の訪問・・・物凄く充実していたようですね。定期的に、いや不定期でも良いから田舎訪問は、心身共に癒されるよね。素晴らし事をやりましたね。その起動力に拍手です。