遠方から故郷がやって来た。

読者から、郷土の貴重資料送って来る!

110511(水)晴れ 連休明けの或る日。東京にお住まいのU子さんから宅配便で本が送って来た。どういう本?、地元吉井町、そして近郊の地、田平や平戸等、松浦に関係する資料や書籍群だ。まずはともかくU子さん、貴重なものをお送り頂きどうもありがとうございます!感謝します。

地元、吉井町、そして、平戸、松浦の貴重な資料群!
地元、吉井町、そして、平戸、松浦の貴重な資料群!

U子さんは、地元吉井町、その中でも惑星ハシグチに近いところの御出身。互いの母同士がお友達ということもあって、惑星ハシグチ米を最初に買って頂いたり、メールを頂いたり、懇意にして頂いてる。

 

自分は(失礼ながら)知らなかったのだが、U子さんは、吉井町を含む松浦の歴史、特に海の向こうとの交流に関心をお持ちの方だ。「そういう交流がこの地でもあったはず」と(メールで)おっしゃるU子さんの思いは、石器や支石墓等までにも関心を拡がらせ、この地域の歴史研究の先達の方々と出会われてご交流をお持ちでいらっしゃる。今回の貴重な資料群は、それらの交流の中から自然と集まって来たもの一部の様子だ。

 

例えば、吉井町史談会刊行の「平戸街道」の研究本や、吉井町教育委員会発行の、吉井町の史跡である「直谷城址」の調査報告書集。或は、町内にあって全国に誇ってもいい、日本最古の土器が出土した「福井洞窟」遺跡の調査報告書集。さらには個人で作成された「吉井町の中世・石像美術」の冊子。松浦関係では、田平史談会発行の会報誌と思われる「たびら史談」、その他「長崎街道」や、平戸市史編さん委員会が発行してる「平戸歴史文庫」等々…。どれも地元を知る上で貴重な資料ばかりである。

 

中でも極めつけは、吉井町教育委員会発行の『吉井のむかしばなし』(平成10年)の小冊子だ。これには文字通り、吉井町に伝わる昔ばなしが22編、吉井の史跡コラムと共に判りやすく、読みやすい文章で紹介されている。こういう本があるとは全く知らなかったので、とても嬉しく思っている。

 

自分はまず、自分の町や松浦に関するかような資料が存在することを知らなかった。新鮮な驚きがあった。地元吉井町に、このような調査資料や、個人で地道に調べた資料があるとは…。先達の中にも、地元に関心を持つ人は少なからずいたのだなと再確認した。

 

確かに、行政や教育委員会とかに足を運べば、そういう資料には出くわすのだろうとは思う。しかし自分はどうもそういう場所があまり好きではない。正直嫌いである。行かないで良いなら一生行きたくない(笑)。

 

代わりに市井の人とか、在野精神とか、そういう言葉が好きで、公職ではなく民間で金もないのに自腹切ってやってる人が好きだ。それもそれやって一体何がどうなるの?というくらい変なのが好き(笑)。平たく言えば、深夜TVの『タモリ倶楽部』的テイストが好きである。小さく地味で短いのだけれど、ユニークで長く続く流浪の番組。

 

長年アレに登場するものに共通するのは何かと?考えると、広義のサブカルチャー、マイノリティ精神だと思う。原発放射能時代にマイノリティもマジョリティもあったもんじゃない気もするが、ひとまず「遊星測候所」もそういう精神を大事にしたいと思う。

 

話が少しそれた。お送りして頂いた貴重な資料は、自分一人が所有ししてもしょうがない。また、そうする気もさらさらない。時代は所有より利用。きちんとそれぞれの資料を紹介出来る枠を作成し、興味ある方々と自由にシェア出来るようにしたいと思っている。資料にとってもU子さんの厚意を無駄にしない為にもそれが一番良いかと。しばし時間を下さい。

 

本日もご訪問有り難うございます。それでも良い事がありますように…!

 

 

コメント: 2
  • #2

    planetary-n (日曜日, 29 5月 2011 21:55)

    U子さん、私が希望したので、わざわざ、別のPCから、書き込み下さったのですね。本当にありがとうございます。恐縮です!

    資料は一つ一つを図像と簡単な内容紹介でUPしたいと思っています。「吉井むかしばなし」は、一編ずつ紹介出来たら良いな〜と思っています。どちらも、今少し時間を下さいね。どうぞよろしくです。

  • #1

    U子 (日曜日, 29 5月 2011 12:06)

    すてきなタイトルで掲載してくださりたいへん光栄に思います。ありがとうございます。