101230(金）曇り雪　全国的に大荒れということで、ここ九州の西果ての小さな谷間のムラ、「惑星ハシグチ」も、朝起きると雪の惑星に変わっていた。雪の朝はいつも静かだ。遠くでチェーンを付けた車が雪車の音のように通る以外、一切のノイズがない。

そんな「惑星ハシグチ」2010年は、元旦、お屠蘇を飲み終えた直後、ムラビトの訃報が電話で飛び込み、夕方にはムラの住民全戸が亡くなられたお宅に集まり葬儀の打ち合わせ、という波乱の一年を予感させる幕開けであった。(ムラ内の訃報はムラの方々が葬儀に関与する習わしなのである)

おりしも今年は、こちらに戻って来て初めて経験する、地域の一年の全行事のお世話役「肝入り」の年。予想にたがわず行事も多く、毎年行われる地域及び伝統行事の他に、２月には市道の工事完成落成式という大きなイベントがあり、そちらの一切のセッティングもやった。また、真夏にも再びムラビトの訃報があり、うだる猛暑の中ご自宅お通夜のお世話をやった。つまり例年より行事が多い肝入りの年だったのだ。おかげで関連ブログは年間４１回も書く事が出来た。

地域との関係が濃い一年であり、都市では無くなっている（地縁）と、趣味の好きな世界の友人関係（好縁）、或はボランティア等、同じ道を目指す縁（道縁）との関係性に、思いを巡らす事が多い一年であった。どう思ったかは、また別の機会に書いてみたいが、極く簡単に言ってしまうと、地縁より、好縁、道縁、の方が、私も含め、若い人は重要なのでは？と仮説を立てている。違うかもしれないが。

２年目を迎えた「お米プロジェクト」は、最初の年がビギナーズラックだったのだと痛感されられる、色んな課題を見せてくれた。しかし、何とかお米は出来、新しい素晴らしい助っ人も現れてくれて、サポート友人関係は大変良好だったと思う。

個人的には、HP、ネットを通じてご縁を頂いた友人と、四国遍路の縁等も頂け、多忙だったが充実感もあった年だった。
だがそもそもは、何より無事で生き延びられたのが一番。

世界的な異常気象の渦中、お米作りも、年々大陸から偏西風に乗っての害虫侵入が多く、来年も困難が予想される。また「肝入り」がやっと終わったと、ほっとするのも束の間、別のもっと大きな地域の農業関係の会計！という役を、向こう３年！ 私はやらなくてはならないことが既に決まっている！ 前任の方が杜撰なところがあったようで、一気にお鉢が廻って来た。

３年も！ ですよ〜！３年先なんて地球が世界がどうなってるか判らないし、自分が生きてるかさえ判らないのにね。まったく、やれやれデス。

そういう訳で、テンションも低めで来年も推移するかと思いマスが(悲笑）、低いながらもタノシミを見つけて生きていけたらと思いマス。

最後になりましたが、億の数程あるウェブサイトより、遥々、当遊星測候所を時折訪れて頂く皆さん、訪れるだけでなく、コメントまで書いて頂く神様のような貴方様！ 一年ありがとうございました！感謝します！

以下の楽曲を今年の最後にプレゼントさせて頂き、今年は終わりとします。世界が平和で皆さんの2011年が素晴らしい年になりますように！