美味しさに感無量!

惑星ハシグチ米(仮) 、今年の新米を試食する。

101110(水)晴れ 本日は、惑星ハシグチ米(仮、2010年度の新米を試食した。「ええ゛〜自分だけ先に〜!! ずる〜イ」とお思いのプロジェクトメンバーの方もおられるかと思う。理由がある。昨年同様、そう多くはないのだが、通販しようと思ってる手前、自分が食して味について事前に把握しておかないと、誠意を持って販売する事が出来ないという考えからだ。

 

そもそも、今年は昨年より収穫数が少なかった。昨年23体(お米袋は1体と数えるのだが、体の字が合ってるのか未確認)今年は19体だった。原因は色々あると思われるが、猛暑がかなり大きかったと思う。私のところだけでなく、近所の方も少ない出来だった様子だ。しかし、思えば田植えから148日、箱苗作りからだとゆうに200日を越えた期間を要するお米作り、失敗してダメになることもある中、何とか出来たのだからまずはひたすら感謝である。

 

稲が出来すぎて倒れるより、少しくらい量が少なくても稲が立ってる方が遥かに良い、らしい。何故だと思います? 一見出来過ぎてる方が良いようだが…。

 

出来過ぎて倒れると稲が腐り、結局一つも収穫出来なくなる。それなのに、その田圃を放っておく事も出来ず、収穫がないのに稲刈りはしなくてはならない。倒れて腐った稲は機械でも刈りにくく、人の手で刈って行かねばならない。土が絡み非常に刈にくいそうだ。その作業の悲しさといったらない。200日も掛けて苦労して、一粒の米も出来ずに作業だけは同じ、いや、それ以上のきつさと虚しさの中でダメになった稲を刈るのだから…。想像するだけで涙が出そうだ。全過程を経験して来たので、その悲しみがすごくすごく身に沁みる。

今年の結晶デス。
今年の結晶デス。

 それに比べれば、少し位、収穫量が少なくても稲が立っていて刈り取りが出来、少なくてもお米があるというのは幸せなことなのだと。(母談話) 

 

…良かった。昨年より少ないけれど少ないなりに今年もお米がちゃんと出来て…。目えない存在にひたすら感謝!

試食に先立ち昨日11月9日(火)、 収穫したお米の一部を昨年同様、隣町の林精米所で玄米にして頂き、そしてそのまた一部を試食の為に7分つきに精米する。

 

我が家に精米機はあったが今はないので、ここから約3km離れた、無人自動精米機設置場所へ車で数分出掛けて行って精米して来る。

 

通販しようと思うお米もここで精米している。ここは他者のお米と混ざることはない。

今年の新米が7分つきで綺麗に出き上がって来る。感無量である。7分つき(胚芽米)にするのは、白米に比べて栄養が多く(ビタミンB1、B2等が豊富)で、味があり美味しいからである。一番ぜいたくな食べ方と言えるかもしれない。炊き方も普通より幾分水の量を多くするだけで後はいつもと同じように炊くことが出来る。

お米御希望の方は、この7分つきを是非お薦めしたい。

 

さて、炊いた惑星ハシグチ’10年新米は、最初に家の神棚とお幸神様に捧げ、今年も何とか無事出来た事への感謝を伝える。「ありがとうございます」

これが今年の惑星ハシグチ米(仮)デス。7分つき(胚芽米)は、白米より炊き上がりは少し黒くなりマス。黒い粒が胚芽デス。

さて、肝心のお味は、噛めば噛む程、後から甘い味が出て来て美味しいと思った。自分は、やはり感無量…。今年は特に猛暑の中、稗とりした等苦労した印象があり、それらが走馬灯のように思い出され、胸が一杯になる。

 

ほぼ自分が作ったお米だからとエコひいきしそうだが、昨年と同等程度の味にはまずまず出来たのでは?と、母と2人で確認した。これなら販売しても大丈夫なのではと思っている。

 

「メザケ」と言う、クズ米(食べられるのだが)も、わざわざ精米時取り除いたので、粒の揃った選りすぐりの「惑星米」をお届けで出来るかと思いマス。近日アナウンス始めマス。量に限りがありますが、どうぞよろしくデス。

 

本日もご訪問頂きありがとうございます。良い事がありますように…!

 

(500MB/472MB)

 

 

 

コメント: 7
  • #7

    Edward (日曜日, 22 7月 2012 16:19)

    Worthwhile info. Fortunate me I discovered your web site by accident, I bookmarked it.

  • #6

    planetary-n (月曜日, 29 11月 2010 20:01)

    sayuさん、お米コメント、まことにありがとうございます。サユさんご自身が関与したお米の味は如何でしょうか?、格別なものがあるのでは?とお察しします。

    あの、夏の暑い日の虫取りや、掛け干し、そして稲こぎ、の作業が甦るのではないでしょうか。どうぞ、味わって食べて頂けたら嬉しいです。
    喜んで頂けてこちらこそ感謝致します。

  • #5

    sayu (月曜日, 29 11月 2010 19:42)

    nさん、私も頂きました。お米プロジェクト2010の新米!同じく胚芽米で。
    炊いているそばからとてもいい香り☆
    炊き上がりの熱々を頂きました。7分つきなので普通の白米のような真っ白とは違った穏やかな色合い。胚芽の部分がいかにも栄養つまってる感があります。
    食べてみるとほんとうに甘いですね。香りも、お米食べてる!っていう香り。おいしく、大事にいただきました。田圃の光景や、nさんのブログを思い出しながら。
    いただきます。と、おご馳走様でした。が、心から言えた食事でした。
    nさん、おいしいお米をありがとうございます。

  • #4

    planetary-n (金曜日, 12 11月 2010)

    amberクン。先日はお疲れさまでした。ありがとうございます。まったく、その通りだね。都市生活していると、お米や野菜がどういう過程を経で、このスーパーに並んでいるのか、関心がなければ想像しようとさえしないのではないかと思う食料に限ったことではないけれど、そのくらい、生産者と消費者は距離が遠い。

    あとは自分もそうだったけど、都市はあらゆる情報に溢れているので、それらからの自己防衛機能
    が自然に発生し、その人が必要と思わない情報に対して無関心になるのではと思う。想像力を閉じるというかね…。耳のつぼなども都市では閉じているという話もある。都市はノイズに満ちてるからね。

    想像力が疲弊してるとも言えるかもしれないね。
    想像力をとり戻したいところだね。日本は世界でも冨をぶんどる側にいること。世界にはインターネットなんて夢のように貧しい生活をしている人がいること。等々…。

    今日すごく、愛想が悪かったお店の女の子は、その街から遠い場所にある病院に早朝寄って来て重篤の母親の食事介助をやり、主治医から重い話を聞いて、洗濯物を持って帰り見舞って来て、ぎりぎりに入店して来たのかもしれない。違うかも知れないけれど(笑)、せめて、今、側にいる人にくらいは想像力を働かせたいところだね。

  • #3

    amber (金曜日, 12 11月 2010 00:37)

    今までは「不作」の二文字だけでなんとなく分かった気になっていたものが、具体的にはそんな大変なことだったんだ。
    真剣に深く考えてみれば想像がつくかもしれないけど、やっぱり実際に米作りを体験した人間でないと難しいだろうね。
    ほとんどの消費者は、お米はきれいにパッケージされてスーパーで売っているもの、という以上の認識を持たないだろうから。
    自分の属している業界でも、時間をかけて苦労して作ったものが水の泡、徒労感だけが残るということはたまにある、生きていくのは厳しい。
    ともあれ、おいしいお米ができておめでたい。

  • #2

    planetary-n (木曜日, 11 11月 2010 17:41)

    tsuyoshiさん、お疲れさまです。ありがとうございます。現在、販売受付のページを作成中です。明日あたりには、告知出来るのでは、と思ってます。そもそも、大規模農家ではないしベテランでもない。御分け出来る量も昨年程度でそう多くはありません。ですので、そうハデには告知致しません。が、ご縁があって、ご希望の方はどうぞ、御覧の上ご利用下さい。

  • #1

    tsuyoshi (木曜日, 11 11月 2010 14:56)

    nさん、こんにちわ。先日のブログに名前を出していただき間隙してます。直接お手伝いはできませんでしたが、ブログを通して貴重な体験が出来ました。あらためてありがとうございました。それにしても、お米が出来なかった時の生産者の気持ちを書かれてましたが、こういう情報も是非消費者の皆さんには知ってもらいたいですね。私は、かなりカルチャーショックを受けました。うちの田んぼもいとこに作っていただいてますが、改めて感謝です。
    橋口米、美味しく出来て本当におめでとうございます。販売受付の告知、楽しみにしています。 tsuyoshi