伝統行事「新年神行」

一年の家内安全を祈って頂く

母が作った注連縄、モロブタ、まな板。
母が作った注連縄、モロブタ、まな板。

  100122(金)本日は、「新年神行」と言って、この地域の管轄の神社である「春日神社」より神主さんが来、一年の自宅の家内安全を祈って頂く日である。

 

毎年1月22日と私の家は決まっている。このあたりの地元の家では、呼ぶ神社こそ様々だが何処の家もたいてい行われるそうだ。既に母が

神棚をこの時だけ床の間に置く。
神棚をこの時だけ床の間に置く。

用意した、小さな注連縄(これは私が本来用意する予定だったのだが、今年は地域の用事があって出来ず)等が用意されているとこへ、午前中、神主さんが見える。

 

神主さんは手慣れた手つきで、紙垂(して:白い紙で作られたカミナリ見たいな形のもの)を作って行かれる。やがて、徐に正装に着替えら

笛、鈴も入る祝詞を上げる神主さん。
笛、鈴も入る祝詞を上げる神主さん。

れ、祝詞を幾つか上げられる。

 

その中には、後で神主さんに聞いて判ったのだが『神寄せ』と呼ばれる、全国の「一の宮」神社が延々と読み上げられるものがあった。笛も吹かれる。小一時間で家内が終わった後は、家の南側山際に昔からある祠の前で祝詞を上げ笛を吹かれ終了。

外庭隅にある「地幸神]。も祈って頂く。
外庭隅にある「地幸神]。も祈って頂く。

この昔からある祠がずっと何なのか?良く判らず興味があり私は亡き父や母にことある事に尋ねて来た。しかし父も母も本当のところよく判ってない様子だ。なので去年の「新年神行」の際、神主さんに質問。

 

するとこれは「地幸神」と呼ばれるものらしく、この家を建てる以前からのこの土地の神様らしい。自然霊のようなのものか?ともあれ判って何よりだった。ありがとうございます。