稲刈り機(バインダー)をキープする。

稲刈り、全ての駒が出揃う。

 10月21日(水)。稲刈りに一番必要な稲刈り機(バインダー)が我が家にはなく、どうしょうか?と思っていたが、幸い近所のあちこちから、「ウチのを使えばいい」と多数の方々から声を頂き、身に余る光栄でありました。皆様ありがとうございます。

 

現在は、「コンバイン」という、稲刈しながら直接、籾にまでに加工してしまう機械を持っておられる農家も少なくない。大変高価な機械なのだが、寄る年波の体力の衰えにはかなわず買っておられる。これがあると、確かにかなりの作業がはぶけ、体力的にも楽である。

そういう農家でも、この小回りのきくバインダーは、コンバインが入りきれない、狭い田圃を刈る時に使うので、持っておられるのだ。

 

今回は結果、我が家のお隣さんからこれをお借りした。

 

有り難い申し出が沢山あったのだが、家には軽トラがないので、運んで来る手段を考えると、近いお隣さんが一番コストパフォーマンスが良い。

常日頃から何かと良くして頂くお隣さまで、感謝感激でありマス。

万一故障とかあった場合も声掛けやすい。

「大事に使わせてもらいます」と挨拶すると「もうボロけん、気にせんで使うて良かよ〜」と豪快におっしゃられ、感謝感激!。

 

地域の皆さんのお陰で、稲刈りの全ての駒が出揃った。

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コメント: 2
  • #1

    ラフィキ (水曜日, 11 11月 2009 15:08)

    私が子どもの頃は稲藁を余す所無く使っていたように思う。干した稲を脱穀機で実だけ落とし、後は穂先の方を縛って家の回りに何段にもかけていき、西風対策とした。春になると藁は敷き藁になっていき、家畜の為にも十分な用をなしていた。昔は俵であったから縄をなって夜なべ仕事に作っていたように思う。
    こう考えると、本当に農家は大変ことを毎年毎年繰り返してきた。頭が下がる思いである。今は機械化、それなりに購入費・維持費もかかり、さらに大変なことなんだろう。
    では、どの様にして後継者を作っていくのか・・・教えてください。

  • #2

    planetary-n (木曜日, 12 11月 2009 02:58)

    ラフィキさま、内容深いコメント、まことにありがとうございます。

    『どのように後継者を作っていくのだろうか?教えて下さい』
    ラフィキさん、それはこちらがお尋ねしたいくらいですよ〜!

    私がこのあたりの高齢の農家の方々、例えばブログに出て来る師匠等、
    をはじめ、お話を聞いた限りに於いては、そもそも、後継者を作ろうとして来ていません。理由は簡単です。こんなに労多くて益少ない農業を、誰も自分の子供達に継がせようとはしたくなかったからです。

    子供達も、親が早朝からより遅くまで、しんどそうにやっている仕事ぶりをみて誰も憧れたりはしなかったと思います。イイガッコウに入ってベンキョーしてイイ大学に入って、大企業のイイカイシャに入るか、アンテイしたコームイン、それも出来たら、上級ノ、というのがこの国のシアワセのモデルの根幹ではないでしょうか? そんな人たちがイッパイ悪い事していても、尚、依然として。あれ違いましたっけ?

    今のお年寄りたちは、たいてい、『自分たちの代で終わり』と言っています。

    一度何処かに書いたと思いますが敗戦後60年以上農業がもてはやされたことなど、無かったと思いますよ、つい、この2、3年じゃないですか?『週間ダイヤモンド』などの経済誌で「農業入門」とか、『別冊宝島』とかのサブカルチャー本で「農業やろうぜ!と特集されるなんて前代未聞のことです。そんな事一度も特集したことないの雑誌なのにね〜。

    自分の廻りにも農家やっている人など皆無で、生まれた時はすでにTVゲームがあって、集合マンション等で育って、宮崎駿の、『風の谷ナウシカ』や『となりのトトロ』を見て育って、田舎に憧れてる世代に期待するしかないと私は思います。実際これらの世代は、農業にたいしてトラウマも、先入観もないので、結構やってくれるのでは?と思っています。

    そういう世代が参加しているのであろう、沖縄の、BEACH ROCK VILLAGE 静岡の木の花(このはな)ファミリー、千葉県鴨川市にある農事組合法人鴨川自然王国などのそれぞれのHPを覗いて見れると、農のもうひとつの新しい形態が見えるかもしれません。

    逆に後継者問題がラフィキさんにとって何故それほど気になるのでしょう?なるようにしかならないのではないでしょうか?どんな栄華を極めた王國もいつかは滅びるのですから。今の自分には諸行無常の気持ちがあります。