田圃の生き物 - その3

田植え以後。

7月4日(土)。田圃を見回りに行く。この「見回りに行く」という行為は田植えをした家の方は誰でもやる大事な行為である。実際一日のうち、(最低)一回は現場に行き、田圃の具合い、水かさの具合は?、草が生えてきてないか?虫が発生してないか?その他変わった事がないか?目で確かめるのである。個人的には「見回りの行為」は上記以外に重要な意味があるのではないか?と思ってるが、それはまたの機会に。

 

下の画像はオタマジャクシとその上にいるのはトンボの幼虫、ヤゴである。そしてよくみると、オタマジャクシの左上に豊年エビがいる。それぞれ、共存して生きている。約一反の田圃(992㎡)は、お米を育ててるだけでなく、一大生物生命圏なのだ。一体どのくらいの個体数の生物(確認可能で)が生きているのか想像さえつかない。豊年エビはもう大量発生、オタマジャクシだって山のように居る。それらを私共が管理していると思うと不思議な気分だ。私共に完全に命あずけている。結構な責任だ。

 

こんな風に日本の田圃が実に豊かな生命圏であることは、皆さん是非、知っていてほしい。私も未だ学びの途中でエラソーなことは言えないのだが、『田の虫図鑑』(農文協)等もあるようなので、おいおいもっと調べて行こうと思う。

豊年エビ、オタマシャクシ、トンボのヤゴ。
豊年エビ、オタマシャクシ、トンボのヤゴ。
トノサマガエル。(一時期は全くいなかったが、最近戻って来た。日本の田圃には、お似合い)。
トノサマガエル。(一時期は全くいなかったが、最近戻って来た。日本の田圃には、お似合い)。

 

           前へ           次へ

 

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ラフィキ (木曜日, 23 7月 2009 06:46)

    ヤゴ・・なんて暢気に言っているが、咬まれるととても痛いものですよ。田植えは半ズボンで裸足でしたから、良く咬まれましたよ。成虫になれば、人間様が仕返しするかのように、昆虫採集と称してOOすことになる。これも輪廻なのか・・ね。今になると複雑な心境です。

  • #2

    planetary-n (土曜日, 26 9月 2009 17:38)

    ラフィキさま、コメントありがとうございます。

    なるほど、トンボはヤゴの時からしっかりしたアゴを持っているのですね。これは、知りませんでした。ありがとうございます。