「上しろかき」をやる。

田圃最終調整日。(3日前)

6月11日(木)。本日は「上しろかき」という、田植え前の田圃、最終調整をやる。「上しろかき」というのは、田圃をもう一度、耕耘機(トラクターでもいいのだが)で全体を「の」の字の繰り返しのように細かく回り、土のかたまりを細かくしていく。さらに全体に凹凸がないようにならしていく。田圃の水を少し少なくして、凹凸がわかるようにして作業する。

田圃調整最後の日の朝。
田圃調整最後の日の朝。
愛機レッド1号と作業するのも今日が最後。作業中はこんな風景を見ていた。
愛機レッド1号と作業するのも今日が最後。作業中はこんな風景を見ていた。
少し水を少なくして田圃の凹凸が分るようにして作業する。
少し水を少なくして田圃の凹凸が分るようにして作業する。
これで田圃の調整は終了(夕方)。14日の田植えまで、田圃はそのままにして寝かせておく。
これで田圃の調整は終了(夕方)。14日の田植えまで、田圃はそのままにして寝かせておく。

感謝!レッド1号。

中古耕耘機レッド1号もお役目が終わった。丁寧に水洗いして倉庫にしまう。来年まで使う事は無い。田植えのこの田圃の耕耘のためにだけ必要なのだ。

畑の耕耘はもっと小さな「ぽち」という小型耕耘機で間に合っている。

 

最初、この家に来た時はあちこち、ガタが来ててどうなるものか?と思ったが、メンテナンスのかいあってか、実際の作業中は一度も故障しなかった。全く感謝である。人間で言えばもうおじいさん?もいいところの機械だ。永年、親戚の倉庫の片隅で眠っていた。もう一度活躍する運命だとは思っても見なかっただろう。お疲れさま。来年のことは、なって見ないとわからないけど、またの時は頼むよ!

 

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コメント: 2
  • #1

    ラフィキ (木曜日, 23 7月 2009 04:07)

    レッド1号にぽち号ですか・・素敵なネーミングですね。機械の使い方も愛情なのかな・・何時も語りかけながら作業している様子が、こっちにも伝わってきます。
    レッド1号、本当にご苦労様でした。

  • #2

    planetary-n (木曜日, 13 8月 2009 23:26)

    ラフィキさま、コメントありがとうございます。

    唐突ですが、物質と精神の構造は同じモノで出来ていると私は思っています。物にも意思があり、ヒトの意識状態と感応すると思ってます。このあたりで。ぐ〜と引かれるかと思いますが(笑)。大切に扱えばそのように、乱雑に扱えばそのように、反応するのだと思います。わたしどもは見えない世界で全ての物とつながっているのだと 思っています。

    レッド一号はここに来る前、親戚の家の倉庫、日の当たらない片隅でもう何十年と眠ってました。既に自分の人生は終わったと思っていたことでしょう。

    それがどうしたことか、突然の仕事依頼、戸惑いもあったかもしれません。しかし、いろいろメンテナンスするうちに昔、元気で活躍していた頃を思い出したのかもしれません、『もう一度、大地を力強く耕耘してみたい!』

    レッド一号は老体にむち打って、私たちの為に、一度もトラブルを起こさず、無言の力強さで答えてくれました。そのことに、私はこの古びた耕耘機に、耕耘機としての生きざま、プライドを感じました。かっこいいヤツです。自分は年老いたときこんな風に振る舞う事が出来るだろうか?

    泣き言一つ言わず、無言で、行動で誠意を示す。トテモ出来ないだろうな…。レッド一号は、少なくとも私にとっては幸運機でした。

    …っとなんだかレイ・ブラッドベリの短編小説見たいな、想像力で楽しんでます。田舎は何もない、空想夢想はタダですから(笑)